北海道マラソン2017まであと8日となりました。
誰にも頼まれていませんが、過去北海道マラソンを5回走った札幌市民として(私より北海道マラソンキャリアのある市外、道外の方がいることは重々承知しております)、私の感じる北海道マラソンのコース紹介をしたいと思います。
少々長いので、流し読みでお願いします。
コース図
ドン!
こちらを横目に読んでいただければ幸いです。
まずはスタート~5㎞までです。
私の個人的感想ですが、北海道マラソンはもうキャパオーバーだと思っています。
何故かというと、スタート渋滞ひど過ぎ。
号砲が鳴ってから中々スタート地点に着かないのは、どのマンモスマラソン大会も一緒ですが、スタート地点通過後も進まなさ過ぎ。
確か一昨年から定員を増やした後からこの傾向が顕著になっています。
一昨年の北海道マラソンはCブロック(の後ろの方)からスタートし、号砲からスタート通過まで1:18かかっています。
この時は、「おっ、早いな。さすがCブロックだぜ~」と調子に乗りましたが、その後、全然進まなくって、予定していたペースの2分落ちで5㎞を通過しました(スタートロス除く)。
白石藻岩通りの坂道から平岸通りへ左折しますが、道幅が狭くなるため、またここで詰まります。
左折したあと、割とすぐ給水があり、さらに詰まります。
このあと2㎞ちょっとで、また給水があるのでこの5㎞過ぎの給水は、あえてパスするという選択もありだと思います。
5㎞~10㎞
曲がった直後は詰まった平岸通りも徐々に走りやすくなってきます。
しかーし、この辺からちらほらファンランの早い組が現れてきます。
ファンランの早い組はキロ4でぐいぐい攻めてくる人もいるので、ちょっとした暴走特急なので、ちょっとだけ注意が必要です(ファンランに恨みがあるわけではありません)。
9㎞位の創成川のアンダーパスに入るころには、ほぼ自分のペースで走れます。
このアンダーパス、人によっては「ムシムシして走りづらい」という方もいますが、私は「涼しくて走りやすい」と感じております。
アンダーパスを脱出し、札幌駅北側の道へ左折してほどなくするとファンラン組とはお別れです。
ボランティアの方が「フルマラソンは右車線でーす」的なことを叫んでいるので、それに従い、右側通行を心掛けます。
10㎞~15㎞
札幌駅北側の道から北海道大学の脇の道をひたすら走ります。
この北大脇の道、北海道マラソンと言えば、新川通りの過酷さがクローズアップされがちですが、私はこの道嫌いです。
理由は3つ。
①まだまだ序盤で先が長い。
②新川通りほどではないが、長い単調な直線が続く。
③まだ市街地のはずなのに、沿道の応援がパッタリ途切れる部分がある。
②に関して、新川通りと違うところは、この道には街路樹があり、日陰が出来ます。
この日陰にどれほどの効果があるのかは、分かりませんが、日陰側は結構込みます。
③に関して、この道の終盤に女子大があり、女子大生の応援があるので、プラマイゼロともいえます(笑)。
15㎞~20㎞
私の印象では、この区間は走りやすいです。
同じパターンで理由は4つ(1つ多いじゃねーかよ!)。
①スライド区間になっていて、男女共にトップのランナーとすれ違うのがこの区間なのでテンション上がる。
②(前の区間に比べてではあるが)応援が途切れないし、私設エイドもここら辺から登場する。
③2回カーブがあるので、(直線に比べて)飽きない。
④私はここら辺から25㎞くらいまで、最初のアドレナリンドバドバ区間なので、割と楽に走れている。
20~33㎞くらい(新川通りが終わるまで)
19㎞手前くらいから(悪名高い)新川通りへ入っていく。
新川通りの悪名が高い理由は2つ(このパターンしつこいねー)
①往復で延々13㎞続く直線道路。
②日差しを遮るものが一切ない。
というところかと思います。
でも、新川通りは片側3車線をドーンと開放しているので意外と広くて走りやすいですよ。
給水所が左側にあるので、あんまり中央分離帯側を走っているとロスした気分になります。
これは、私だけが思っていることかもしれませんが、コース図ではどフラットな新川通りですが、私的には往路が気持ち下り、復路が気持ち登りと思っています。
なので往路でグイグイ行くと復路で一気に疲れがくる可能性があります。
新川通りを折り返すと気分的に「さぁ後半戦だ」となりがちですが、実はまだ26㎞手前というマラソン的には序盤から中盤といった精神的な落とし穴もあります。
もう1つ、精神的なお話。
新川通りを折り返すと、突然目の前に収容バスが現れます。
関門時間に余裕があったとしても、収容バスとすれ違うというのは、マラソン精神衛生的にはあまり良くはないものと思います。
そして新川通り、最大のポイントは風向き!
過去5回の経験(記憶は曖昧です)、(今年は3回くらいしか行ってませんが)過去何度も繰り返した試走の印象でいくと、7:3で往路追い風、復路向かい風です。
去年は往路が、明らかに背中に感じる追い風で、「復路やべーな」と思っていたら、案の定、折り返した瞬間、ブワーッと強烈な向かい風でした。
この点でも、新川通りは折り返すまでは『抑えめ』でいくことをお勧めします。
新川通り終了から北大構内に入るまで(33㎞~38㎞くらい?)
新川通りが向かい風だったとしても、ここまで来ると海から離れているせいか、さほど風の影響はないことが多いと思います。
もうコース的な山場(新川通り)も過ぎてるし、まさに後半戦だし、行くしかない区間です。
沿道の応援がとても暖かく感じられる区間でもあります。
公式給水所の学生ボランティアの元気に助けられるし、私設エイドの冷えたコカコーラにも助けられます。
北大構内からゴールまで(38㎞くらい~42㎞)
個人的には北大構内はあんまり好きではありません(笑)。
理由は3つ(最後までこのパターン)
①カーブが多く、終盤の脚にはつらい(というか無心で走れない)。
②木陰は多いけど、走る時間帯も時間帯なので、いうほど涼しくない。
③私設エイドがほぼなくなるので、給水のタイミング間違ったら、喉が渇き始める。
でも北大構内、応援は多いです。ハイタッチポイントでもあります。
そんな北大構内を抜けると、再度公道に戻り、ゴールのある大通公園を目指すわけですが、北大出てから大通公園までが意外と長い。油断は禁物です。
途中で通過する道庁赤レンガは、公式写真サービスの撮影スポットでもあります。
でも疲れ切って油断すると、撮影ポイントが過ぎている場合があるのでご注意を。
そして大通公園沿いに出る最後の右折(ここのカーブも撮影ポイント)!やったーゴールだー!と思いたいところなのですが、曲がってから300mくらいあります。ウイニングロードともいえますが「長っ!」と感じます。
そしてフィニッシュ!!!
フィニッシュ後、メダルかけてもらったり、タオルもらったり、ドリンクもらったり、チップ切ってもらったり、完走証もらったり、氷袋もらったり、でマンモスマラソン大会ではおなじみの光景が展開されます。
スタートブロックにもよりますが、北海道マラソンはゴール後荷物置き場まで歩かされる距離もさほど長くないないと思いますが、いずれにしろ42㎞走ったあとなので、ヘロヘロではあります。
長くなってしまいましたが、以上となります。
私の個人的見解が多数入っておりますので、そこはご了承ください。
よろしくお願いいたします。